No5 親子でつくった味噌が教えてくれたこと

やっぱ美味しいよ

味噌づくり講座に参加された親子の話です。当時3歳くらいの子どもさんと母親で参加されましたが、そのときはお母さんが「この子は味噌汁作っても具材しが食べなくて、汁を最後まで飲んでくれないのですよ」というように嘆かれていました。そのお母さんが味噌を親子で仕込んで、1年後に自分たちで作った味噌を使い始めたときのこと、はじめお母さんは何も言わずに味噌汁を子どもさんに出したところ、なんとお子さんが「お母さん、今日の味噌汁美味しい!

」と言って、汁まで全部飲み干したそうなのです。お母さんは驚いて、そのときはじめて「じつはね、この味噌汁の味噌は1年前にあなたと一緒に作った味噌なのよ」と言ったら、お子さんはとても喜んで、「お母さん、僕今年もまた味噌作りたい!」と言って、やる気を出してそれから毎年冬になると味噌を親子で仕込みに来られています。嬉しいですね。子どもはお世辞言わないから、本音で言ってくれます。子どもは、本物の味を感じた結果だと思います。

市販味噌と手作り味噌
値段だけでは見えない違い

このように味噌づくり講座に参加された方々が「本当に美味しい」と一様に言っていただくので、とても嬉しいです。さらに皆が共通して言われることがあります。それは、一般の味噌と手作り味噌との違いです。一般の市販の味噌は1㎏500円くらいのもあると思います。

逆に手作り味噌の場合は材料をそろえるだけでも1㎏あたり1500円ほどしてびっくりしますし、値段をみて作るかどうか、さすがに迷ってしまうと思いますが、値段の違い以上にわかったことがあるというのです。

参加者の方の感想は同じように言われます。「市販の味噌は味噌汁を作るときに、入れても、入れてもどうしても味が決まらないから、ついつい多く入れてしまいます。逆に手作り味噌は、とても美味しいので、少し入れるだけでバシッと味が決まって、少ない量の味噌でも十分に美味しいのに驚きました。値段が安くても量を使わないといけない味噌と、値段が高くつくけど少ない量で味が決まる味噌ということなら、実は家計の出費はそうは大きく差がないのじゃないかと思います。

そうなら、家族が喜ぶ美味しい味噌を作ったほうが良いなぁと思うから、今年も味噌作ります」。 嬉しいですね。本物づくりをするからこそ、本当のことがわかって、なおかつ作るのが楽しくなる。そして食べるのも楽しく嬉しくなる。良い循環がはじまります。

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