これからは元素転換のとき それは農業から

 以前は輪作だった野菜作りが、現在では連作・専作になっています。その結果、今の野菜はまずい、昔の味がしないといわれていますが、これはミネラル不足と過剰窒素が原因です。その反省として有機栽培が取り上げられ、一方では無農薬も求められています。

まず、有機栽培に関して・・・・

化学肥料は窒素、リン酸、カリ等、エキスそのもので、普通栽培ではこれを使用しますが、有機栽培は有機質肥料を使うので、そのなかに含まれているミネラルが供給されるため、とれた作物は化学肥料を使って作られたものよりミネラル分が多く、美味しくなります。

 また、ミネラルが不足すると、人はイライラし易く、怒りっぽくなることが一般に知られていますが、さらに人の臓器は活性基としてミネラルを必要としています。

今の人はこのミネラル不足によって、子どもをはじめ低体温になって来ています。「陸上の人間をはじめとする生命体は、ミネラルがなければ生きることができない」とのことです。

一方、味を悪くする過剰窒素は、農薬を使う原因にもつながります。農薬は収量低下のもとである虫や病気の対策として使われるのですが、作物の過剰窒素がエサとなって、虫や病気を呼ぶそうであり、人にとって作物に含まれる過剰窒素は癌や糖尿の誘因となるそうです。

では、作物が過剰窒素を持たなくなるには、作物が養分を必要以上吸収しなくなればよく、そうするには、作物に判断力をもたせる以外にありません。
 それには圃場の土を良くし、エネルギーを上げることです。作物が判断力を持つと必要以上に養分等を吸収しないので、朝も葉水を持たなくなり、人が声をかけると葉やツルを動かして返事をするようになります。

ここで無農薬栽培が可能になります。けれども、土にないものは吸収できず、どうしても作物はミネラル不足になってしまいます。この解決には元素転換以外になく、無肥料栽培に解決を求める他に方法はないでしょう。

これは、園芸新聞1064号「スリーエフ農法に化学のメス」にある通りです。全くの無肥料栽培で作物を8年間作り続けている畑であるにもかかわらず、その畑を土壌分析して構成成分をみると、有機栽培の畑や自然の土と殆ど変わらないか、それ以上であるとのデータは、正に元素転換が起こっていることを示しています。

それは、もともと我々の住む自然界では例があったにもかかわらず、そこに目を向けなかっただけで、我々が元素転換に関与するには、自ら自然界の摂理またはルールに従った考え方、生き方に則っていくことが必要で、それができてはじめて元素転換は起こります。

農業では土の力と栽培する人の心のレベルによって可能となり、そしてこのメカニズムはやがて科学的にも証明されることになるでしょう。

今、我々の農業界で起き始めている元素転換が、少しでも早く一般に普及し、問題になっている資源の高騰や環境の悪化に役立つことを願っています。

【参考】
一般的な無肥料(自然農法)では、稲の場合、最初の3年間不作、4年目からとれだし、反当たり3~5俵で安定するそうですが、私共では初年度から有機栽培並みの7俵~8俵/反当という例も出てきております。(平成20年10月27日藤野順弘) 

詳しくは 無肥料無農薬スリーエフ農法【公開文集】

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