農園をめぐる、日常の奇跡。その野菜たちが、収穫がされるまで

よしま農園の大地と野菜たち。言葉をいわぬとも、心があり、愛がある。ときおり野菜たちからのメッセージを受けるとき、私の心にはファンタスティックな世界がひろがってゆきます。その野菜たちと私との関係は・・・・

【インゲン豆や、キュウリたちが、その生きる力を、娘のためにささげていた】

4月のこと。6歳の娘(真菜)が原因不明の高熱が続き、入学式翌日から学校を休んでしまいました。はじめは、軽い風邪だろうと思っていたのですが、熱が下がることなく状態は悪化し、食欲もなく衰弱していったため、病院で受診したところ、「このまますぐに入院してください。大きな病気になっている可能性があります」と、医者の診断。

小さな体に点滴をつなぎ、なきじゃくる娘をなだめることは、私にとって痛烈に辛いことでした。これほど私の心は弱く小さかったのか、と自分自身を見つめると同時に、辛くても耐えようとする子どもの強さを知りました。

その後、精密検査でも原因がわからないまま、1週間の入院が続きましたが、不思議なほどに回復し、無事退院。今では毎日学校へニコニコ笑いながら通学しています。とても嬉しく、ホッとしました。

じつは、その後に、農園の野菜たちが入院中の娘の回復のために、大きな力添えをしてくれていたことを知りました。

□インゲンの成長がとても弱く、収穫が無かったことで

インゲンたちからのメッセージ・・・・よしまさんが大好きです。よしまさんが辛い思いをしないように、こども(娘)が
病気になるのを身代わって、引き受けていたから、成長せず、力尽きていたのです。

□種まきしたキュウリの新芽が枯れて、芽が出なかったとき・・・・キュウリからのメッセージ

病気の子どもを助けたいと思い、新芽のエネルギーを子どもに精一杯注いでいたのです。

【ナスが、人の不安心配になるマイナスの想いを引き受けていた】

東日本大震災の後、原発問題、さらなる災害への恐怖などで、私たちの思いは不安心配に包まれてしまいそうになります。そのマイナスな状況が続き、明るく前向きな心になりにくいこのごろです。

ナスが実をつける前の小さなときに、びっくりするほどのアブラムシが葉につき始めました。あまりにもアブラムシの勢いが強く、ナスの成長が負けてしまい、どんどんナスが衰弱し、枯れてゆきました。

□ナスたちからのメッセージ→人々のマイナスな思いを引き受けています。ナスがそのマイナスを受けるほど、アブラムシがつきますが、そのとき、逆に人の心は自然に楽になっていることでしょう・・・・農園のナスは、私達の心が明るく前向きになることを願っていたのです。ナスたちは、献身的に自らを犠牲にしながらも人々の心の支えになることを願っているのでした。その後、約180本のナスたちは、その生きる力を尽くし、枯れ尽きてゆきました。「ナスたちよ、ありがとう。ありがとう!。」

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