塩の種類の見極めかた・・・マイクロプラスチック
マイクロプラスチックとは、大きさが5mm以下の微細なプラスチックごみで、プラスチックそのものに含まれている化学性物質による毒性と、海に微細に浮遊し蓄積してゆくことでおきる生態系や動物類そして人体にとって深刻な問題を引き起こします。
人の経済活動の営みのなかで、陸上で生まれた物質は最終的に海へ流れ込み、最終的に海への蓄積が膨大な量に及びます。そのため基本海水からつくられる天日塩にも影響が及んでいることは否定できません。
天日塩に含まれるマイクロプラスチックが大きな問題に
過去の研究では世界の市販されている食塩を調べたところ
約9割の塩からなんらかのマイクロプラスチックが検出されたこともあるそうです。
その多くは溶解再生法で得られたものとして、マイクロプラスチックの含有レベルが高いのが海塩です。湖塩、岩塩はもともと太古の昔に生まれた塩であることからおのずと綺麗な状態を保ちやすいのが特徴です。また、イオン交換膜によって生まれた精製塩はその製塩方法からもマイクロプラスチックは含まれないことになります。
海塩としての天日塩はマイクロプラスチック含有のリスクが否めないのですが、日本の製塩会社のなかでも設備が整っている場合は1~5㎛のフィルターを通すなどといった工夫により、よりリスクを軽減させているメーカーもあるそうです。これからの塩選びの大切な判断基準になると思います。

